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LPガスとは

​LPガス

LPガスとは「Liquefied Petroleum Gas」の略で、日本語では「液化石油ガス」と呼ばれます。

LPガスは、炭素と水素の化合物で、炭素数3のプロパン(C3H8)と炭素数4のブタン(C4H10)の2種類があります。このうち一般家庭用で使われているのはプロパンでプロパンガスとも呼ばれています。

また、LPガスは通常は気体ですが、圧力をかけたり冷却することで簡単に「液状化」させることができます。

液化させたLPガスの体積は、気体の時に比べて約250分の1に縮小します。なので、この性質を利用しLPガスをご家庭やお店にお届けする際は、液体の状態でボンベに詰め、トラックに載せて運び、お客様がご使用する時に気体にします。

気体のLPガスを液体にすることでコンパクトになり、効率的にご家庭やお店までお届けすることができる、ということです。

宮崎市東亜ガスのLPガス容器置き場

LPガスのいいところ

・災害に強い

LPガスは災害に強いと言われていますがなぜか、それは各家庭に個別供給が可能で「自立稼働が可能な分散型エネルギー」だからです。LPガスはガスボンベに充填して必要としている場所に設置できる「分散型」で、たとえ電力供給がストップしたとしてもそれを介さず独立で稼働できるので、充分に力が発揮できます。

災害発生時にガスの供給が遮断された場合でも個別に調査・点検を行うことで早期の復旧が可能です。

2011年3月に起きた東日本大震災の際には、被災地のライフラインの全面復旧までの日数を見ると、プロパンガスは41日で復旧できたのに対し、都市ガスが53日、電力に関してはなんと3ヶ月以上の99日という日数を要していました。

通常、LPガス容器はガス切れを起こさないように2本セットで設置され、1本の予備は満タン状態で軒下に設置されています。いわば「軒下在庫」がある状態となっているので、1本目が切れても2本目で1ヶ月以上ガスを使うことができます(50kg容器×2本の場合)。

また、LPガスは品質劣化や機材を腐食させてしまうなどのリスクもなく、長期での保存が可能です。

宮崎市東亜ガスの20㎏容器
宮崎市東亜ガスのLPガス配送車両

・環境にやさしい

現在地球上では地球温暖化問題や大気汚染、酸性雨そしてオゾン層の破壊など地球環境の破壊が深刻な問題となっています。その為、世界規模で低炭素社会の実現に向けた様々な取り組みがなされています。

そんな中、LPガスは地球環境にやさしいクリーンエネルギーとして期待されています。

温室効果ガス削減の為のCO₂(二酸化炭素)排出量は、化石エネルギー(石油・石炭・天然ガス・LPガス)の中でも一番少なく、燃焼時の排出ガスも極めてクリーンなエネルギーとして高く評価されています。

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